看護のエキスパートとして注目されている認定看護師。
認定看護師になると仕事の責任は大きくなりますが、さらなる昇給を目指せるのでやりがいにつながります。
しかし、認定看護師の資格を取るのはとても難しいのでは、と感じている人も少なくありません。
確かに認定看護師になるためには時間と費用がかかり、それに加えて資格を取得するための努力が必要でしょう。
しかし、時間と費用と努力が満たせれば、誰でも認定看護師になることは可能です。
看護師の国家試験に合格したときも、時間と費用と努力が必要だったことを思い出せば、認定看護師の資格を取得することはそれほど難しくはないのです。
ところで、認定看護師への道のりはどうなっているかというと、まず通算で5年以上の実務経験を積まなければなりません。
通算なので途中で転職や休職などのブランクがあっても認定看護師を目指すことは可能です。
ただし、5年のうち3年以上は、希望する認定分野での実務経験が必要です。
例えば呼吸器疾患看護の認定看護師を目指したいならば、3年以上は呼吸器疾患分野の看護経験が必要なのです。
2020年時点で認定看護分野は19分野ありますが、希望する分野があれば、あらかじめ配属希望を出しておくと良いです。
実務経験をクリアしたら、認定看護師教育課程を受講します。
この課程では6ヶ月615時間以上の授業を受けなければなりません。
認定看護師教育課程が修了したら、認定審査の筆記試験を受けます。
それに合格することで、認定看護師認定証が交付され登録されます。